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エイダ・ウォン(Ada Wong)は、カプコンのゲーム『バイオハザードシリーズ』に登場する架空の人物。

登場作品は『バイオハザード』(名前のみ。以降『1』)、『バイオハザード2』(以降『2』)、『バイオハザード4』(以降『4』)、『バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ 』(以降『UC』)、『バイオハザード ダークサイド・クロニクルズ』(以降『DC』)。

基本設定編集

公式プロフィール
  • 推定年齢:24歳(1998年当時)→30歳前後(2004年当時)
  • 身長:不明
  • 体重:不明
  • 血液型:AB型

素性や目的など全てが謎に包まれている東洋系の美女。「エイダ・ウォン」という名は偽名であり、本名は不明。一流の戦闘技能を持つ。 その実態は、シリーズを通して物語に関わる悪徳企業「アンブレラ」とは敵対関係にある企業組織「H.C.F.」に属する産業スパイ。優秀な工作員ではあるが、独自の目的のため度々指令を無視しているフシがある。 過去H.C.F.に元アンブレラ工作員アルバート・ウェスカーが所属していた時期には、(少なくとも直接連絡を取り合うシーンが描写されている『UC』『4』では)彼から指令を受ける立場にあった。しかしそれは、アンブレラを裏切ってH.C.F.へ新規参入し、後にアンブレラの機密情報を手土産に組織内で伸し上がったウェスカーに対して疑念を抱くH.C.F.上層部が監視目的でウェスカーの下に就かせていた為であり、『4』本編終了以降はウェスカーから離反している。

イメージカラーは真紅。体術は「旋風脚」や「バックキック」等の足技を多用する。

『4』(PS2・Wii版)に収録されている物語の裏側をエイダの視点でプレイするモード『the another order』では、寒村のとても衛生的とは言い難い惨状を見る度に自身の肌荒れを気にしていた。他には、村長ビトレス・メンデスの屋敷にあった大量の学術書に高い関心を向け、「本には興味がある」としていることから、読書好きなようである。ジェットスキーの鍵にテディベアのキーホルダーを付けるといった女性らしい趣向も。「ガサツな男」はタイプではないらしい。また、他人の身を挺した行動や強い意思に心動かされ、ルイス・セラの経歴に「情熱」を感じて好感を抱くなどおよそ職業柄に向いていないと言える一面がある。

服装は、『2』ではタイトな真紅のワンピースにダークブラウンのスパッツを着用。靴はハイヒールのパンプスを履いている。『4』に収録されているミニゲーム『THE MERCENARIES』ではこの『2』時代の衣装に戦闘目的の実用的アクセサリーを多数取り付け、服自体も多少マイナーチェンジされたアレンジコスチュームが用意されており、後に発売された『UC』『DC』での衣装はこのマーセナリーズ用コスチュームが反映されている。 また、『DC』のムービーシーンではムービー監督権藤秀和の趣向により、コンパクトレンズを使ってコーナー角を視認する他、アンプル入りコンパクト(内側は60年代風デザイン)やリップスティック型マイクロロケット弾といったスパイ道具を使いこなすなどレトロなスパイイメージが投影されているシーンが多数存在する[1] 。 『4』ではスパイ活動にはやや不向きとも思える首元が洋風にアレンジされた深いサイドスリットの真紅のチャイナドレスを身に纏い、靴は以前と同じようなハイヒールのパンプスを履いている。スリットからのぞかせている右脚には拳銃や小型ナイフ、通信機器を取り付けたホルスターをはめている。ムービーシーンの一部では目眩まし用途の閃光を発する特殊なサングラスを使っていた。隠しモードの『ADA THE SPY』では黒を基調とした工作員らしい服装になっている。

『3』のキャラクター別のプロローグ画面では『2』のレオン裏編でできたと思われる腹部の傷跡が確認できる。

経歴編集

『バイオハザード』編集

名前のみ登場。アンブレラ所属研究員、ジョンの手紙の中に彼の恋人として記述されていた。 『1』の劇中以前、ウィリアム・バーキンの後任としてアークレイ研究所に赴任していたジョンに接触、恋人関係となりそれを利用して研究所に潜入し、T-ウイルスのデータをH.C.F.に流す役割を担っていたが、想定外のウイルス漏洩事故により任務は果たせなかった。

『バイオハザード2』・『DC』編集

先の任務中、バーキンが開発したG-ウイルスの情報を掴んだ事により新たにそのサンプル入手の指令をウェスカーから受け、ラクーンシティへ向かい街の混乱に乗じて警察署に潜入。アンブレラやラクーン市警(R.P.D.)署長ブライアン・アイアンズの暗部を追っていたためにG-ウイルスの情報を持っている可能性のあったフリージャーナリスト・ベン・ベルトリッチを捜索していた最中、レオン・S・ケネディと出会う。災厄の中、街を脱出しようともせず落ち着き払ったその様子と、一般人とはかけ離れたスキルを持つエイダを多少なり疑うレオンには「恋人のジョンを探している」と述べることで疑いの目から逃れ行動を共にしていたが、レオンと協力していくうちに彼の他人のために自らの命をも賭ける生き様、強い正義感に心動かされ、想いを寄せるようになる。それにより次第に脆さを見せていき、果てにはレオンを庇い瀕死の重傷を負ってしまう。最後にはレオンに想いを告げ、口付けを交わすも彼とは逸れ行方不明となる。しかし死亡はしておらず、『3』では生存が確認されている他、『UC』では脱出の様子が描かれている。また『2』のクレア編では、タイラントと戦っていたクレアにエイダらしき人物がロケットランチャーを投げ渡している。

『バイオハザードUC』編集

シナリオ「瀕死」に登場。『2』で負傷しその後行方不明になってからラクーンシティを脱出するまでの様子が描かれる。 先の件で重傷を負っているためか、このシナリオでは服の所々が破れ、全身に包帯を巻いている風貌である(ディレクター瀬戸康洋の趣味による[1] )。

本来の目的であったG-ウイルス(「G」の組織片)の入手には成功しており、ホテル「Apple Inn」の一室にてウェスカーに通信モニターを通して経緯を報告(本来の連絡員は状況に絶望し自殺していた)。見返りにラクーン脱出の為の情報とフックショットを与えられ、それらを駆使しアンブレラ親衛隊長セルゲイ・ウラジミール大佐がアンブレラの総情報を司るマザーコンピュータ「RED QUEEN」をラクーンから運び出す際のヘリに紛れ込み、死の街より生還を果たす。

『バイオハザード4』編集

『2』で覗かせた感情の揺れはほぼ窺えないが、レオンへの想いは途絶えていない。

ラクーンシティ壊滅から6年後の2004年、ウェスカーにより寄生体「プラーガ」の“支配種”サンプルを入手するために傭兵ジャック・クラウザーと共にヨーロッパの辺境、プラーガを悪用するロス・イルミナドス教団の根城となっている周辺地域へ派遣される(単独潜入でないのは、別々に不安要素のある二人を互いに監視させる目的としている。クラウザーは直接教団内へ潜入した)。本来ならばクラウザー単身で遂行する筈の任務だったが、教団内でのサンプル奪取が手詰まりになったことにより新たな要員としてエイダが派遣された。 エイダは現地協力員として教団内でプラーガ研究に従事していたルイスと接触し(彼が秘密裏に知人宛に出した救助要請メールをH.C.F.が偶然にも傍受したことによりキーパーソンとして選ばれた)、彼の信頼を得ると同時に第3勢力の介入により自身の目的をスムーズに達成するため、当時合衆国掌握目的で教団(クラウザー)に誘拐されていた大統領の娘アシュリー・グラハムの情報を合衆国に流した。 その後アシュリーの行方を追って現地まで派遣されてきたレオンを偶然にも発見(レオンが派遣されてくることはエイダには予想外だった)。村長に襲われるレオンを陰ながら援護し、その後教団幹部ラモン・サラザールの古城にて自ら彼に接触する。レオンとの接触後、合衆国政府関係者の加入及びラクーンの生き残りという事に懸念を覚えたウェスカーよりレオン抹殺指令を受けた際には、表立った反論はしないながらも殺害の不要性を提言。しかし叶わず指令内容が決した直後、独り憂いを込めてレオンの名を呼ぶといった劇中数少ない想いの描写も見られた。以後抹殺指令の実行を回避する為古城内ではレオンとの接触を避けている。助力は多岐に渡り、助言を記したメモを間接的に渡す、レオンを目的地の孤島へモーターボートで送る他、抹殺指令の事実上拒否から生じたクラウザーによるレオン暗殺の妨害さえ行った。

目的であるサンプル自体は物語の序盤~中盤でルイスに協力させ手に入れる算段だったが、古城の中央ホールで受領する直前に彼が教祖オズムンド・サドラーにより殺害され所持していたサンプルが奪われたことにより、以降はサドラー自身からの奪取を目論む。物語の終盤、孤島のカプセル実験室でレオンとアシュリーを襲撃するサドラーから彼らを遠ざけ、同時にサドラー殺害を試みる。一度はサドラーを倒しサンプルを手にしたが、実際にはサドラーは擬死をしていたに過ぎずそれが油断を招き捕縛されてしまう。その後レオンが鉄骨塔でサドラーと対峙する際に縄で吊るされていたところを彼に救助され、今度は怪物化したサドラーと戦闘中のレオンを援助するべく、彼らが戦っている周りの鉄骨塔に偶然在った特殊弾を搭載したロケットランチャー(RPG-7)を投げ渡し、それを使いレオンはサドラーを撃破。レオンは死骸の傍らに残されたサンプルを手にするも、エイダがこれを奪い待機させていたヘリに乗って持ち去った。その際、サンプルと引き換えに島からの脱出用のジェットスキーの鍵を彼に渡し、これによってレオンとアシュリーは島から脱出できた。

『4』PS2版及びWii版には全5本の「ADA'S REPORT」が収録されており、彼女自身の独白による考察や心情を視聴可能。それにより彼女がウェスカーに届けたサンプルは本物とは違う別物であるという事が判明する。これはH.C.F.上層部の命令によるものらしく、エイダがウェスカーの下に就いていたのは彼個人の計画や周辺情報を探るためのスパイ活動であった。この思惑にウェスカーは感づいていたものの、逆に泳がせることでエイダの裏にいるH.C.F.上層を探っていたらしいが詳細は不明。ウェスカーがエイダ最後の“裏切り”に気付いていたかどうかも定かではない。

レオンについては、彼が一連の案件に介入し始めた時からエイダが独自に「物語の表側の主役」として配役していたらしく、彼に対して様々な助力(曰く“施し”)をしていたのもその一環であり、自身は己の目的の為に彼を「サポートする役」に徹すると語っている。また、レポートの中でエイダはレオンを「常人離れの強運と非凡なセンス」「天賦の才能」「レオンの通る道に困難はあれど挫折はないと確信できる」など非常に高く評価しており、全面的に信頼している様子が窺える。

主な使用武器編集

  • ブローニングHP
  • スプリングフィールドXD
  • フックショット - 登場する作品中、殺傷目的で使用する描写は見られず、専ら長距離や高低差のある場所への移動手段として用いられる。ムービーシーンの一部でもワイヤーで敵の足を掬って転倒させるといった使い方をするも、フックを相手に直接当てはしていない。

声の出演編集

出典・脚注編集

  1. 1.0 1.1 ファミ通書籍編集部 『インサイド オブ バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ』 発行:エンターブレイン、発売:角川グループパブリッシング2010年ISBN 978-4-04-726499-1
ar:آدا ونغth:เอด้า วอง

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