BIO HAZARD Wiki
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MaleZombieRE2
Zombie Deadly Silence

ゾンビ:Zombie)とは、何らかの力で死体のまま蘇った人間の総称であるが、ここではゲーム『バイオハザードシリーズ』に登場するクリーチャーについて解説する。

概要[]

T-ウィルス感染した人間のなれの果て。正式名称は活性死者という。主な感染ルートは、汚染された水や保菌生物(作中では主にネズミ)との接触である。このように、一般的なフィクション中のゾンビとは違い、ゾンビに噛まれたりすることによる感染が主なわけではないことが特徴である。もちろん、ゾンビ等のクリーチャーから感染させられるケースもあり登場人物が作中でゾンビ化してしまうのはこちらの場合がほとんど。ヒトがゾンビへと変化する詳細な過程は「T-ウィルス」の項目に任せるが、T-ウィルスに感染しある程度の時間[1]が経過すると、前頭葉が破壊され理性を失い、「食欲」のみに基く行動を取るようになる。また、新陳代謝が異常に増幅し、「発症初期における皮膚の激しいかゆみ」「ヒトでは死に至るほどの肉体的なダメージに耐え得る生命力の獲得」「胃酸濃度を極度に上昇させ、大量のエネルギー摂取(食物の素早い消化吸収)を可能としたことにより、常に強い空腹感を抱える」などの症状を露呈する。

『バイオハザードシリーズ』のゾンビはあくまで「感染者」であり、「死者」ではない。事実、T-ウィルスの公式設定でも、生物を蘇らせる効果はないとされている。しかし、近年の公式設定集などでは「蘇った死者」と紹介されることも多い。

特徴・生態[]

多少の外傷では活動を続けるが(たとえ腹部を破壊されたり下半身を切断されても、個体によっては活動し続ける)、頭部(特に)や脊髄組織などの中枢神経系を破壊された場合や、エネルギーとなるの供給が消費に追い付かない場合は生命活動を停止する[2]。この際は、他のゾンビの餌食となることもある。ただし、十分な食料を摂取し続けることができた場合はウイルスによる変異がさらに進行し、リッカーやサスペンデッドといったクリーチャーへと変貌することになる。集団で行動することが多いが、特に仲間意識等がある訳ではなく、ゾンビ同士の共食いも行われる。外見は生前の状態(年齢性別職業など)によって様々であるが、基本的には人間の死体そのものである。損傷が少ない場合は生前の面影が残っているため、正常な人間がゾンビ化した友人や家族への攻撃をためらうケースもある[3](ゲームの製作者自身も、ラクーンシティにゾンビがあふれかえった要因の一つとしている[4])。感染前の記憶は多少残っているようだが、T-ウィルスの副作用である知能の著しい低下により、自分と何らかの関係のある場所を徘徊する程度となっている。元々、ゾンビというものはT-ウィルス研究の副産物であり、大した存在ではなかったが、その爆発的な増殖率と奇異な生態から、ニコライ・ジノビエフのような監視員による観察対象ともなっている。

ゾンビ単体の能力は、元となった人間が持っていた身体能力に影響されるようである。特殊部隊員などのゾンビは、一般人のゾンビと比較すると耐久力や攻撃力に優れ、移動速度も速いことが多い。これは感染前に身体が鍛えられていたためであり、スポーツ選手などの個体にも当てはまる。また、墓場等のゾンビは当初より朽ち果てているため耐久力が低い。

先述の通り、中枢神経系が破壊された場合は生命活動を停止するため、頭部(より厳密には脳)を銃で撃ち抜く、鋭利な物で突き刺す、切断するなどが有効な攻撃手段とされる[5]。また、映画版では頭部を破壊する攻撃だけでなく、首の骨を折る、刃物で首を切りつけるなどの攻撃も有効だと描写されている。

なお、『1』に登場するファイルによると、T-ウィルス流出事故(実際はジェームス・マーカスによるバイオテロ)によって瞬時に大量のT-ウィルスを摂取した人間は肉体に過大な負担がかかるため、ゾンビ化する事無くそのまま即死する模様である。

種類[]

ゾンビには様々な種類がある。分類については、特徴、外見により異なるが、主に『biohazard archives』(株式会社カプコン、ISBN 4906582311)や各作品攻略本を参考とする。ただし、特記すべき特徴が無い場合は除外する。

爆弾ゾンビ
走りゾンビ
這いずりゾンビ
腹這いゾンビ
うつ伏せゾンビ
クリムゾン・ヘッド
クリムゾン・ヘッド・プロト1
全裸ゾンビ
ゾンビ改
墓場ゾンビ
警官ゾンビ
S.T.A.R.S.ゾンビ
グリーンゾンビ
  • Botanic Zombie
  • Hyper Zombie

ギャラリー[]

出典・脚注[]

  1. 数時間~数日程度と個体差がある。
  2. 映画版では『III』劇中でサミュエル・アイザックスが「栄養が無くても、ゾンビは30年生き続ける」と発言しているなど、ゲームとの差異がみられる。
  3. これについては、『3』においてカルロスがマーフィーの射殺をためらう様子が描かれた。また、『CODE:Veronica』ではスティーブがゾンビ化した父親と遭遇し、ためらいながらも父親に襲われたクレアを救うべく銃撃した。
  4. 『バイオハザード3ラストエスケープ 公式ガイドブック完全征服編』株式会社カプコン
  5. 2で登場したブライアン・アイアンズも、作中で指摘している。


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