BIO HAZARD Wiki
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ある種の寄生虫は、宿主となる生物の行動をコントロールする力がある。


その仕組みは解明されていないが、寄生虫による宿主の行動支配は一般的にも知られる話だ。 これらの寄生虫を研究すれば、この教団に伝わる「プラーガ」の力や、その犠牲者である「ガナード」達の事を解明する手がかりになるかもしれない。 一応、以下に寄生虫が宿主の行動を支配する実例を 記しておく。


ディクロコエリウム(Dicrocoelium)
この寄生虫の幼生が食道下神経節に入った「アリ」は、なぜか草の先端を噛んでそこに身体を固定する。 しかもその行動は、羊が草を食べる、夕方から朝の時間にのみ行われる。 明らかに、わざと羊に食べられるよう行動させているのだ。


ガラクトソマム(Galactosomum)
この寄生虫は、「ブリ」や「イシダイ」など、魚の脳に寄生する。 すると寄生された魚は、なぜか海鳥に捕まり易い海面を泳ぎ回るようになる。 もちろん海鳥の体内に入るのが目的だ。


レウコクロリディウム(Leucochloridium)
この寄生虫の幼生は「カタツムリ」の触角内で増殖し、毛虫のように動く。 さらに寄生された「カタツムリ」は、なぜか鳥に見つかり 易い葉の表面に移動し、捕食されるのを待つ。


この方法を使って、寄生虫は鳥の体内に入り、 成虫になるのだ。

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